【凱旋上映】監督インタビュー



作品の凱旋上映にあたって、当コンクールから羽ばたいた監督お二人のインタビューをご紹介いたします。
お二人の言葉に、とても感動しました。
私共の短編映画コンクールに参加いただく方達にも、ぜひ届けたいメッセージです。
  


2023年9月30日【土】17時00分~
『マリッジカウンセラー』上映
作品上映前に、舞台挨拶:前田直樹 監督、永山たかしさん、山﨑歩さん 登壇

第7回短編映画コンクール(2008年)
グランプリ受賞『Needlewood Antiques』

2008年に「Needlewood Antiques」という短編映画でグランプリをいただきました。この作品はイギリスで撮影し、監督の自分以外は全員外国人スタッフです。小津監督は海外でも非常に人気があり、「小津安二郎記念」と冠のつく映画祭でこの作品がどう評価されるのか、試してみたいと思いました。
審査委員長だった斎藤武市監督は、小津監督の助監督をされていた方です。
斎藤監督から「小津さんも、きっとこの作品を選んだと思うよ」という言葉をいただいたときは、とても感動しました。

グランプリ受賞以降、仕事の幅が広がり、商業監督としてやっていくきっかけになった映画祭です。
長編映画を撮って蓼科で凱旋上映する、それがひとつの目標でした。なかなか受賞作を超える作品が撮れなかったのですが、今回「マリッジカウンセラー」でようやく超えることができたと思っています。
自分の背中を押してもらった映画祭に、この作品を持って帰ってこれたことは、本当にうれしい。15年かかりましたが、舞台挨拶のときはまず「ただいま」と言いたいです。

   

愛知県刈谷市出身。
映画監督を志して渡英。ロンドン・フィルム・アカデミーで学び、短編映画「Needlewood Antiques」をきっかけに、商業監督デビュー。
主な監督作品
「マリッジカウンセラー 結衣の決意」(2021)、「ふたりの扉」(2010)、「HYPO」(2008)


2023年10月1日【日】11時45分~
『シュナイドマンの憂鬱』 ※ワールドプレミア!!

作品上映後、舞台挨拶:古本恭一 監督、水津亜子さん、小林萌夏さん、藤生眞有さん、永島雄三さん、石月かなでさん、黑田剛さん、小林康雄さん、藤真由美さん 登壇

第3回短編映画コンクール(2004年)
グランプリ受賞『アトムの光』

『アトムの光』という短編映画で、グランプリを受賞した年の審査委員長は崔洋一監督でした。

壇上で「映画は青春です!君の映画には青春を感じた。おめでとう!」と大きな声で祝辞をくださいました。

それから事あるごとに蓼科を訪れ、短編コンクールで知り合った監督の映画に出演したり、審査員の工藤雅典監督の作品をお手伝いしたり・・・

短編コンクールご担当の、林幸敏さんには大変お世話になりました。
地元の方々、ゲストで毎年お会いする、兼松熈太郎撮影監督、小津亜紀子さん。そして、北原享さん。
本当に皆さんの見えない力が、僕にとって大切な宝物になっています。

これからも、お付き合いよろしくお願いいたします。

良いもの、美しいもの、素敵なものに、どんどん触れて欲しい。
そして、次はそれを自分で生み出せるようになってください!

「シュナイドマンの憂鬱」撮影風景


「シュナイドマンの憂鬱」出演、大和田伸也さんコメント

映画製作団体古本ダクト主宰
監督作品は、ぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞受賞、小津安二郎記念蓼科高原映画祭グランプリ他、国内外で受賞70以上 及び海外映画祭招待上映多数。
前作『CODE-D魔女たちの消えた家』(2022)は、国内・海外映画祭で監督賞・最優秀長編映画・最優秀女優賞など31冠。


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