上映作品<茅野市民館>

茅野市民館 上映作品ラインナップ

「FLY!フライ!」<日本語吹き替え版>

アメリカ北東部、ニューイングランドの小さな池に暮らすカモの家族。父親のマックは、興味本位で池を飛び出したカモの悲惨な末路を子どもたちに語って聞かせるのが日課で、池にいれば一生幸せに暮らすことができると信じていた。
ところがある日、彼らの暮らす池に移動途中の渡り鳥が立ち寄り、その自由な姿に妻や子どもたちは大興奮。

2023年製作/83分/G/アメリカ
監督:バンジャマン・レネール 共同監督:ガイロ・ホムジー
製作:クリス・メレダンドリ 配給:東宝東和
©2023 UNIVERSAL STUDIOS. ALL Rights Reserved.


小津安二郎記念・蓼科高原映画祭
第27回 記念セレモニー

小津映画にかかせない存在でもある笠智衆さんの山荘も蓼科高原にあり、この地にゆかりの深い俳優です。『父ありき』は笠智衆さんの小津映画初主演作品です。

「父ありき」<4Kデジタル修復版>

戦時下の唯一の小津作品。男手ひとつで育てながら、別々に暮らさなければならぬ地方の中学教師だった父と、成長してやはり別の地方で教師になった息子との深い哀歓を描いた小津映画の一つの頂点。親子で釣りをするシーンの反復は、親子の絆を深く印象付ける。妻に先立たれた金沢の教師・堀川、修学旅行の事故の責任をとり辞表を出す。息子を連れて故郷の長野県に戻った堀川は村役場で働くことになる。

1942年製作/94分/G/日本 配給:松竹
監督:小津安二郎
脚本:池田忠雄、柳井隆雄、小津安二郎 撮影:厚田雄治


※作品上映後に、成田洋一監督の舞台トークを予定しております。


「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

汐見夏衛の同名ベストセラー小説を映画化し、戦時中の日本にタイムスリップした現代の女子高生と特攻隊員の青年の切ない恋の行方を描いたラブストーリー。親にも学校にも不満を抱える高校生の百合は、進路をめぐって母親とケンカになり、家を飛び出して近所の防空壕跡で一夜を過ごす。翌朝、百合が目を覚ますと、そこは1945年6月の日本だった。

2023年製作/127分/G/日本
配給:松竹
監督:成田洋一、脚本:汐見夏衛
©2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会


※作品上映前に、俳優 役所広司さんの舞台トークを予定しております。


「PERFECT DAYS」

ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダースが、役所広司を主演に迎え、東京・渋谷を舞台にトイレの清掃員の男が送る日々の小さな揺らぎを描いたドラマ。2023年・第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で、役所が日本人俳優としては「誰も知らない」の柳楽優弥以来19年ぶり2人目となる最優秀男優賞を受賞した。東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山。淡々とした同じ毎日を繰り返しているようにみえるが・・・

2023年製作/124分/G/日本
配給:ビターズ・エンド
監督:ヴィム・ヴェンダース、脚本:ヴィム・ヴェンダース、高崎卓馬
©2023 MASTER MIND Ltd.


「52ヘルツのクジラたち」

2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの同名ベストセラー小説を、杉咲花主演で映画化したヒューマンドラマ。自分の人生を家族に搾取されて生きてきた女性・三島貴瑚。ある痛みを抱えて東京から海辺の街の一軒家へ引っ越してきた彼女は、そこで母親から「ムシ」と呼ばれて虐待される、声を発することのできない少年と出会う。

2024年製作/135分/G/日本
配給:ギャガ
監督:成島出、原作:町田そのこ
©2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会


※作品上映後に、ゲストによる舞台トークを予定しております。

是枝裕和監督

柊木陽太(ひいらぎ ひなた)さん/俳優

伴瀬萌(ばんせ めぐみ)プロデューサー


<地元撮影作品>

「怪物」

監督は「万引き家族」でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した是枝裕和監督。音楽は日本人初のアカデミー作曲賞を受賞し、2023年3月に他界した作曲家・坂本龍一。大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っている。そんなある日学校でケンカが起きる。

2023年製作/125分/G/日本
配給:東宝、ギャガ
監督:是枝裕和、脚本:坂元裕二
©2023「怪物」製作委員会


<地元撮影作品>

「ゴジラ-1.0」

日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズをはじめ「永遠の0」「寄生獣」など数々の話題作を生み出してきたヒットメーカーの山崎貴が監督・脚本・VFXを手がけた。主演を神木隆之介、ヒロイン役が浜辺美波。舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。

2023年製作/125分/G/日本
配給:東宝
監督・脚本:山崎貴、製作:市川南
©2023 TOHO CO.,LTD.