短編映画コンクール2025特別企画

<2025年>第24回短編映画コンクール

【映像製作者のみなさまへ 感謝&応援スペシャル企画】

当映画祭では、映像製作者の作品発表や登竜門の場として短編映画コンクールを開催しており、今回で24回目を迎えることとなりました。
今年も、2025年4月1日(火)~5月20日まで、本数限定で120本を募集しましたが、嬉しいことに受付終了を待たずに定数に達しました。本当にありがとうございます!
感謝の気持ちを込めて、応援をテーマにした特別セッションを企画しました。


短編映画コンクール × 映画製作者応援スペシャルセッション

本映画祭の短編映画コンクールでグランプリを受賞し、今も変わらず映画と茅野市を愛し、作品づくりと映画の魅力を広める活動に全力で取り組まれている
古本恭一 監督
日本アカデミー賞最優秀作品賞を、自主製作のインディーズ映画で受賞された
安田淳一 監督との、
“スペシャルトークセッション”が実現!!

古本恭一 監督安田淳一 監督

映画づくりの技術やノウハウだけでなく、
“なぜ映画を撮り続けるのか”
“どんな想いでカメラを回し続けているのか”--

その情熱と、未来へのエールを、古本監督と安田監督のお二人から、
映像製作者を志す皆様と映画を愛するすべての人へお届けいただきます。

セッションの舞台は――蓼科高原のふもと、茅野市。

名匠・安二郎 監督ゆかりの地でもあるこの場所は、自然に囲まれ、心がほどけるような静けさと自由な空気に満ち--
ここだからこそ生まれる発想、ここだからこそ語れる本音があります。

この特別な時間と空間の中で、お二人が紡ぎ出す世界を存分に体感してください。

そっと背中を押してくれるような特別なひとときになるはずです。
どうぞお楽しみに!

※時間、場所などの詳細は後日改めてお知らせいたします。


古本恭一監督と安田淳一監督に快くご賛同いただき、本企画の実現が叶いましたこと、心より感謝申し上げます。

~古本恭一監督と安田淳一監督の親交~

もう8年前、ある記事を目にしました。
そこには稲穂の中を歩く沙倉ゆうのさんのスチールがありました。

映画のタイトルは『ごはん』
監督は自営業を営みながら、関西で映画を撮っている安田淳一さん。

この記事を読んで、すぐに上映館を調べましたが、関東ではやっていない。
そうなると、ますます観たくなるのが人の常です。
ちょうど自分も『不完全世界』の撮影直前で、刺激を受けたいという思いもありました。
京都行の新幹線に飛び乗って、観に行きました。
映画は素晴らしかった。

そして、安田監督との交流が始まりました。

『侍タイムスリッパー』は企画段階からお話を聞いていて、会う人にはこういう映画を創ろうとしている人がいる、と宣伝していました。
いよいよ完成し、池袋シネマ・ロサでの公開が始まった時も、自分の上映の舞台挨拶で『侍タイムスリッパー』の宣伝をしていました。

その忙しい最中に安田監督が僕の上映に駆けつけてくれて、お客様がびっくりしたり…

思った通りの男でした。
ファンです!
(古本恭一)

古本恭一監督 映画製作団体古本ダクト主宰

古本監督は、小津安二郎記念・蓼科高原映画祭を心から愛し、毎年、準備の段階から駆けつけてくださいます。
私どもの短編映画コンクールから羽ばたき、映画監督として活躍されながらも、第二の故郷のように茅野を忘れずにいてくださることが、私たちスタッフにとって何より嬉しく思います。

古本ダクトでの映画製作、そして『古本恭一映画劇場』での映画の普及・応援活動と、精力的に活躍される古本恭一監督!
これからも小津安二郎記念・蓼科高原映画祭を、そして日本の映画をどうぞよろしくお願いします!

古本恭一 監督
【新星劇場】
9月20日(土)

『アトムの光』
特別セッションを予定しています!
※時間等、決定次第お知らせします。

『アンゴウ』(1999)PFF審査員特別賞受賞
『アトムの光』(2004)小津安二郎記念蓼科高原映画祭グランプリ
『CODE-D魔女たちの消えた家』(2022)国内海外映画祭32冠
他19作の映画を創り続け、国内外の映画祭で受賞100以上

自身の監督作品に出演する他、俳優としても海外映画主演・主演男優賞受賞など活躍中

第28回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭
本年も開催おめでとうございます。

僕がこの短編コンクールに最初に応募・入選したのは第2回だったと記憶しているので、もうずいぶん昔の話になりました。

2回目の応募作『アトムの光』でグランプリをいただき、当時の審査委員長 崔洋一監督から
「映画は”青春”です。君の映画には”青春”を感じた。おめでとう!」
という言葉をいただいた事がとてもうれしかったです。

その後、茅野の皆様と交流を重ね、新作を作る度に上映していただいて来ました。

世界の映画人に多大な影響を与えた小津安二郎監督の名を冠にした映画祭。
そこで多くの応募作の中から選ばれるという事は、大変な自信を希望を持たせてくれる。
そして、他の応募作・入選作に触れることで、更なる創作への意欲を燃やしてほしいと思います。
皆、頑張れ!
古本恭一


第3回短編映画コンクール(2004年) グランプリ受賞『アトムの光』
9月20日(土)上映します。


古本恭一監督最新作「ラストノート」
2025年公開


安田淳一 監督
【新星劇場&茅野市民館】
9月20日(土)21日(日)

『侍タイムスリッパー』
『ごはん』

ティーチイン、および、特別セッションを予定しています!
※時間等、決定次第お知らせします。

『侍タイムスリッパー』
2025年 第48回日本アカデミー賞
- 最優秀作品賞、最優秀編集賞、優秀監督賞
  優秀脚本賞、優秀撮影賞、優秀照明賞
第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞
- 作品賞、監督賞
ほか、多数の映画賞を受賞

安田淳一監督は幅広い活躍を見せる映画監督であり、プロデューサー、そして脚本家でありつつ米農家という一面も併せ持つユニークな存在です。

安田監督の作品は、独自の視点と情熱を持って制作され、特に日本の文化や社会に根ざしたテーマを描くことで知られています。

『侍タイムスリッパー』は監督の時代劇愛があふれ、ユニークな視点で物語を展開する全くあたらしい時代劇で、観ていてどんどんワクワクが高まります。
不屈の情熱で作品づくりに取り組み、日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得するという偉業を達成した安田監督は、映画製作者を志す若手監督たちにとって、まさに希望の星ではないかと思います。

また、『ごはん』は、米作りをテーマにしたヒューマンドラマで、農業の現状や家族の絆を描いた作品です。低予算ながらも、緻密な映像美と感動的なストーリーで観客の心をつかみました。

安田監督は、映画制作において脚本、撮影、編集など多くの工程を自ら手がけるスタイルを貫かれており、その情熱とこだわりが作られる作品すべてに反映されています。

監督の次の作品が楽しみでたまりません。
  
そんな安田淳一監督が、この秋、映画祭に来てくれることになりました!

上映作品紹介
「侍タイムスリッパー」
「ごはん」